野球肩の予防には肩甲骨周囲の筋肉を鍛えた方が良い!
論文 『投球障害肩既往のある中学生野球選手は上肢重量に対して肩甲帯筋量が不足する – DXA法を用いた検討 -』 筒井俊春, et al 日本臨床スポーツ医学会誌30(2): 2022. |
より。
この研究では、投球障害をしたことのある中学野球選手は、上肢全体の重さに対して肩甲骨周りの筋肉量が不足しているという結果が報告されています。
中学生のときから肩甲骨まわりの筋力を強化することは野球肩予防や再発予防に効果的かも!ということですね。
そして、野球選手の肩痛再発予防のための「肩甲骨周囲筋のエクササイズ」としては、
肩甲骨を上方回旋させる機能を有する
- 僧帽筋下部線維
- 前鋸筋
が重要だと示されています。
また、肘下がりや体幹早期回旋による手投げなどの不良動作の修正も大切ということですが、それがもっとも難しいことなので。。。この記事ではそこには踏み込まないでおきます。
野球肩予防のためにメディカルチェックと肩甲骨周囲筋の筋量を確保しよう
投球障害肩をしたことがある選手に対しては、特に肩甲骨周囲の筋量が十分かどうかをスポーツ現場やメディカルチェックで確認する必要があるとともに,投球障害肩のリハビリテーションにおいても肩甲骨周囲筋の筋量の確保を目指すべき、とも述べられています。
メディカルチェックなどをする機会は少ないかもしれませんが、チャンスがあれば受けてみても良いかもしれませんね。
肩甲骨周囲筋の1つ「僧帽筋(そうぼうきん)」のエクササイズを動画でチェック
野球肩予防のための肩甲骨周囲筋のエクササイズのひとつ。僧帽筋のエクササイズ動画です。
うつ伏せになることができる場所があれば、いつでもできます。動画を参考にやってみてくださいね!
野球選手の肩痛の再発予防には、肩甲骨周囲筋のエクササイズとして、肩甲骨を上方回旋させる機能を有する
・僧帽筋下部線維
・前鋸筋
をトレーニングすることが重要だそうです。そして、肘下がりや体幹早期回旋による手投げなどの不良な投球動作の修正も。
それがもっとも難しい。
— 外間伸吾 心身を元気に! (@seitai_shinshin) January 21, 2023
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