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五十肩

【五十肩・肩関節周囲炎】に有効な「アイロン体操/コッドマン体操」

五十肩に有効なアイロン体操の紹介(動画)

整形外科病院で働いていると、いわゆる五十肩(肩関節周囲炎)の患者さんを対応することが多いです。
五十肩の原因はさまざまで特定できていませんが、肩の周りに強い痛みを訴える方がとても多くみられます。
今回は、五十肩に対する運動療法の一つである「アイロン体操(コッドマン体操)」とよばれるセルフケアの動画を撮ったので、紹介したいと思います。

五十肩への対処法

五十肩とは、肩関節周囲炎とも呼ばれ、主に50歳以上の人に多く見られる肩の疾患の一つです。
肩の関節包や腱板周辺の組織が炎症を起こし、痛みや運動制限などの症状が現れます。原因は特定できていないものの、加齢や肩の過度の使用、肩の怪我、糖尿病などがリスク要因とされています。
治療法としては、手術を行う場合もありますが、物理療法や投薬、運動療法といった保存的治療を行う場合が多いです。一般的に、自然経過で約1年~2年程度で治癒することが多いとされています。

しかしながら、そのまま放っておくと可動域が制限されたまま、いつまでたっても痛みがとれない、といった場合も少なくありません。なので、我慢し続けるのではなく、なるべく早めに整形外科を受診することをおすすめしています。

痛みの原因がわかれば対処法も絞られてきますから心理的にも安心するはずです。

アイロン体操(コッドマン体操)動画

整体やリハビリを受けてくださるお客さんには、極力痛みを出さないように、ゆっくり優しく可動域を広げていく運動や肩関節周囲の筋肉を動かす練習から始めていきます。(五十肩の初期症状としての痛みが強い場合は、安静が第一ですので無理は禁物です)

ある程度、痛みが治まってきたら積極的に動かして行きますが、その際のセルフケアとして紹介しているのが、下の動画のような運動になります。

アイロン体操(コッドマン体操)の方法

アイロン体操(コッドマン体操は)、肩関節を柔らかく動かし、痛みを緩和するための体操です。
片膝に手をついたり、ベッドや壁に対して手をついた状態で、肩を前後、左右、上下に動かしたりします。また、円を描くようにくるくると肩を回したりします。

最初は、何も持たずに腕を脱力した状態で動かしてみましょう。
慣れてきたら、500mlから1㎏くらいの軽い重り(ペットボトルなど)を握って肩を動かしていきます。

運動を始める前には、医師や理学療法士、作業療法士と相談し、適切な方法で行うことが大切です。
また、痛みや違和感がある場合には、無理をして続けることはせず、中断することも必要です。五十肩に苦しむ人は、このような運動を取り入れて、痛みや運動制限を改善していきましょう。

五十肩かな?と思ったら、一度当院へお越しください。

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